究極の欲求●究極の欲求 人間には「無欲」になりたいという究極の欲がある。 (中略) ここで言う「無欲」とは、何もいらないという無欲ではない。 何もいらないというのは、稼がない人たちが到達できる「消極的無欲」である。 それはそれで立派な境地である。 しかし大きく稼いできた人間の無欲は、自分のお金も、経験も、知恵も、人脈も、勇気も、みんなでシェアしようという「積極的無欲」だ。 稼いだお金は、お金に過ぎない。しかしそれを人と分かち合うと「お金+幸せ」になる。 こんな小倉氏(モービック注:ヤマト運輸の故小倉昌男氏のこと)の生き方を尊敬し、羨ましく思うのは私だけではないだろう。 しかしたいていの人は、誠に残念なことに、どんなに小倉氏になりたくてもなれない。 それまでの段階にある、5つの欲求(モービック注:マズローの欲求5段階のこと)を十分に満たしていないからだ。 だから私は、このように言っている。 ―強欲になってガツガツ稼ぎ、自尊心の欲求を満たせ。 ―自分の仕事に使命感を持ち、自己実現を目指せ。 西田文朗 「ツキを超える成功力」(現代書林)より ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|